天人草奇譚 NSLCD-0002
歌/芝居 桜庭わかな 作曲/演奏 菊田裕樹 2006年8月リリース マキシシングルCD 1枚組み1曲入 2Pブックレット付 ¥1000(税込)
大正時代を舞 [...]
初音ミクというのは、人間ではなく、歌詞とメロディのデータを打ち込むと、女の子の声で歌ってくれるコンピュータソフトウェアのこと。この便利な音楽用ツールを、2007年8月31日の発売当初に購入して以来、ずっと使っている。使っているというのは趣味の話ではなく、仕事で。歌モノの楽曲の録音で、メロディと歌詞の詳細を歌い手さんに理解してもらうときに、譜面に歌詞を書いたものを渡すよりも、実際にコンピュータソフトウェアに歌わせたバージョンを聞いてもらったほうが、遥かに手早く、音符と歌詞の対応を理解してもらえるからだ。
さて本題。シャイニング・ティアーズ等で有名なキャラクターデザイナーである、Tonyさんのお仕事をお手伝いしている縁で、㈱セガさんから、初音ミクをボーカルにした楽曲を制作して欲しいというお話をいただいたのは、去年の晩夏のことだったと思う。Tonyさんが描く初音ミクのイラストをジャケットにし、僕が作る楽曲を初音ミクに歌わせるという、魅力的なアイデア。このコラボレーションCDは、2009年末のコミックマーケット77にて発売された。僕も、イベントの開催初日の午後に、西館企業コーナーにあるセガさんのブースに挨拶に行ったのだが、驚いたのは、Tonyさん関係のグッズを買い求める人達の長蛇の列。用意した数の少ないタペストリーなどは、あっという間に無くなり、件のコラボレーションCDも、だいたいが売れてしまった状態であるという。まさに瞬殺。
Tonyさんの人気の高さを再認識しつつ、この戦場のような有様では、よほどコミックマーケット慣れしている強者でないと、コラボレーションCD を手に入れることは難しいだろうなあと、ファンの人達に申し訳なく思っていたところ、2月1日よりニコニコ直販にて、マキシシングル「Tony×菊田裕樹 featuring 初音ミクCD」の再販買を始めるとの報せを受け取った。収録されている「WHITEandSHADOW ~夢幻の輪舞~」という曲は、歌詞を読んだその印象から閃くままに一気呵成に書き上げた自信作。ぜひ多くの人に聴いてもらいたいと思っている。
言い遅れたが、本年もどうぞよろしく。